[用途]
ファイル・ディレクトリをTAR形式で固める
[使用例]
1)特定ディレクトリをTAR化
$tar cvf logs.tar logs/
→カレントのlogsディレクトリが固められ、logs.tar
というファイルが生成される。(logs自体は消去されない)
★TARコマンドの注意事項
以下のように、圧縮対象を/からの絶対パスで指定すると、絶対パス形式でTAR化される。
tar cvf logs.tar /opt/aaa/bbb/logs
この場合、tar xvfコマンド実行時に、
絶対パスで指定したディレクトリに対し解凍される。
従って、既存ディレクトリがある場合は上書きしてしまう。
(tar内の古いファイルで上書きしてしまう、といった事故が発生する恐れがある)
これを防ぐため、tar化する際は、tar化対象ディレクトリまで移動し、
tarコマンドを実行することを推奨する。(下記例)
cd /opt/aaa/bbb/
tar cvf logs.tar logs
2)特定ファイルをTAR化
$tar -cvf files.tar file1.txt file2.txt file3.txt
→file1~3.txtが圧縮される。
3)tarを解凍
$tar xvf test1.tar
→test1.tarが解凍される。(tarファイルはそのまま残る)
4)tarの中身を確認する
$tar tvf test1.tar
→test1.tarの中身が一覧表示される。tar解凍前に、期待するファイルが存在するかどうか確認する場合に使用。
[オプション]
c:圧縮
x:解凍
t:中身の表示 v:解凍状況をコンソール表示(使用しないことで処理高速化できる)
h:シンボリックリンクの先も実体のファイルとしてtarに取り込む